「子どもの行為に危険な兆候はない」と判断できるのであれば、秘密の内容に気づきつつも放任する態度を取りつづける。これこそがプライバシーの尊重です。ただ、親がこうした態度を維持するには、時間と根気、さらには寛大で温厚な心据えが欠かせませんが、忙しく働く両親は、不安ばかりが先行して思わず子どもの行為を詰問調で追及してしまいがちです。子どもの心を傷つけないように話題をふり、子どもが言葉に詰まっても、本人が自発的に話し始めるまで待つのは、そう簡単ではありません。
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心配のあまり、ついつい「どうなの?」と声を荒げてしまいますが、その程度であれば、過剰な追及とまでは言えないはずです。それよりもむしろ問題なのは、子どもの口から告げられる真相を恐れて無関心を装う態度でしょう。これでは家庭内への秘密の持ち込みを黙認しているのと同じことです。